防災情報

災害にはどんな種類があるの?

自然災害の種類はとても多く、地震以外にも様々な脅威があります。

土砂災害、雪崩被害、火山噴火、台風被害など厄介な天災は数多く存在します。

日頃から地震に限らず、他の自然災害にも備えておくようにしましょう。

この記事では、日本列島を襲う災害の種類と対策についてお伝えします。

地震

被害と対策について

揺れ、津波、土砂災害、地震災害、原発事故、ライフライン停止などが考えられます。

対策としては、耐震補強、家具の固定、避難準備、被災生活に向けての備蓄などが必要です。

今一度各部屋の点検を!

・リビング

大型テレビはしっかり固定しておきます。

リビングは、地震の時には家族が集まる場所なので、余計なものを置かず、いつもシンプルにしておきましょう。

・キッチン

キッチンは割れ物や危険性が多いものがたくさんあるので、食器棚などは戸が開かないように工夫し、冷蔵庫は固定しておきましょう。

・寝室

ベッドの近くに背の高いタンスなどを置かないようにし、窓際に寝る場合は飛散防止用のフィルムを貼っておきましょう。

・子供部屋

背の高い本箱などは置かないようにし、家具が出口をふさがないように配置しましょう。

*ものが溢れるような暮らし方は、自ら危険を招いているようなものです。

なるべく不要なものは処分して、シンプルな暮らしにシフトしましょう。

台風・大雨

被害と対策について

防風、洪水、内水氾濫、高潮、土砂災害、ライフラインの停止などが予測できます。

対策としては、自宅の強化、避難準備、被災生活に向けての備蓄をしておくことです。

大雪

被害と対策について

記録的な大雪によるライフラインの停止のほか、雪国では雪崩の被害も大きな自然災害となります。ライフラインの停止に備えた防災用品の備蓄も大事です。
雪崩の場合は町が被害に遭うというより、登山客が巻き込まれるケースが多いようです。

火山の噴火による被害

近くに火山がある場合の被害と対策について

噴石、火砕流、溶岩流、土石流、融雪型火山泥流、火山ガス、火山灰などの被害が予測されます。

対策としては避難準備、被災生活への備蓄をしておきます。

風上に火山がある場合の被害と対策について

噴火によって飛び散った火山灰が、町中を覆うこともあります。

灰おろしの準備、被災生活の備蓄をしておきます。

感染症

被害と対策について

新型コロナウイルス、新型インフルエンザ、その他未知の感染症などで、感染症防止対策、外出制限に備えての備蓄が必要です。

居住地によって違う災害リスク

災害に弱い土地や地域を知っておくことは大事です。

転勤族はもちろんのこと、土地探しや家探しをする際にも、災害に弱い土地を知っておくことで、リスクを減らすことができます。

地震などはどこで起きるかわかりませんが、軟弱な地盤を避けたり、山の斜面を避けることなどで二次災害を防ぐことができます。

害に弱い地域とは?

・地盤が弱く液状化の恐れが高い土地

海を埋め立てて造られたウォーターフロントや田んぼを埋めた造成地など。

・土砂災害の危険性がある土地

崖や沢地に近く、土砂災害警戒区域に指定されている地域。

・津波や洪水で水没する土地

河川の堤防や海岸の防波堤よりも低い地域。

・家屋倒壊等氾濫想定区域

河川の近くで洪水が発生した場合、木造住宅が破壊されたり流されたりするリスクが高い地域。

その他にも用水路や下水道が集合する場所や、化学工場、コンビナートに隣接する土地も避けるのが無難です。

土地探しや家探しをする際は、土地名にこだわる

がけ崩れ、土石流、地すべりは斜面、洪水や津波は低地など、地域の特性により特定の災害が起こりやすい場所があります。

宅地の造成などにより、元の地形が分かりにくくなっている場合も、地名が手がかりとなり、その土地の特性や災害が起こりやすい地形の名称が残っていることがあります。

次のような地名には注意しましょう。

・液状化、洪水、津波、がかつてあったと予想される地名

池、谷、草、沢、澪、戸、洞、州、鶴、井、泉、 行、滑、沼、代、瀬、島、堰、下、連、窪、久保、新田、川、清水、泉、井、江 などがつく地名です。

・がけ崩れ、土石流、地滑りが、かつてあったと予想される地名

谷津、谷地、谷戸、峡、入、江、沢、洞、窪、久保、山、岳、嶺、峰、曽根、岡、小豆、厚、熱、安土、杉、助、管、月、附、去、猿、佐礼、梅、埋、宇目、馬、新田、押切、緑ヶ丘、日の出などがつく地名です。

上記のような文字がつく場合は、ハザードマップを確認してから土地を選ぶようにしましょう。

まとめ

自然災害はいつどこで起きるかわかりませんが、新しく家を建てる場合や転勤などで住居を選ぶ際には、その土地の地名や歴史を調べたり、ハザードマップなどで確認することで、ある程度のリスクを回避できます。

また、住まい方を見直すことでも、被害を縮小することができます。

生活空間から危険なものを取り払いシンプルにしたり、家具を固定するなどは誰にでもできます。

まずは、今住んでいる地域がどのような災害のリスクがあるのかを知り、日頃から災害に備えた暮らし方を実行しましょう。

 

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