自然災害はいつどこで起こるかわかりません。
いざというときのために揃えておきたい防災グッズの内容は、個人や家族構成によって違います。
この記事では一般的に揃えておきたいものを紹介しますので、自分や家族にとって必要なものを選んで「マイ防災セット」をお作り下さい。
また、外出中に災害に遭うことも考えられます。
ポケットに入れていたキャンディで空腹感を免れた例や、電車の中で読もうと思い買った新聞が暖房具の役目を果たしてくれた例もあります。
この記事では、外出時にも携帯しておくと便利なコンパクトな防災グッズや、家庭に用意しておきたいリュックに入る程度の防災グッズについてお伝えします。
ショルダーバッグに入る程度のコンパクトな防災グッズ
電車やバスで移動中に大きな地震や台風、土砂崩れなどに遭った場合、その中で長時間過ごさなければなりません。
また、帰宅困難になった場合も駅などで待機することになりますが、そんな時にあれば便利なグッズは次のようなものです。
以下の物を透明のにフアスナー付きのケースなどに入れて通勤かばんに入れておくと、ひとまず安心です。
ただ、重すぎてもかさが高くても持ち歩くのが負担になります。
最近ではコンパクトで多機能なものもあるので、捜してみましょう。
いつも携帯しておきたいもの
・携帯用の小さい懐中電灯
・危機を知らせるためのホイッスル
・ホコリや煙よけのマスク
・大きめのポリ袋(雨具や防寒着がわりもなります)
・水、ガム、あめ、栄養補助食品など
・運転免許証や健康保険証のコピー
・持病がある人は薬とお薬手帳
・メモ帳とボールペン
・10円玉などの小銭
・ハサミなどが入った小さな裁縫用具
・ポケットティッシュやウエットティッシュ
・ハンカチやハンドタオル
・雨傘や雨合羽
・携帯電話やスマートフォン
・携帯電話の充電器
リュックに入る程度の非常持ち出し用の防災グッズ
避難が必要な時にすぐに背負える非常持ち出し用の防災リュックは、玄関やリビングなどの目につきやすいところに置いておくと、いざというときにすぐに間に合います。
ヘルメットと運動靴も同じ所に置いておくとよいでしょう。
歩いて避難することを考えて、両手を空けておくことが原則ですが、赤ちゃんやお年寄りのいる家庭では、急な非難の場合には荷物を持ち出すこともできません。
臨機応変に考えて次の中から必要なものを選び、リュックに詰めておきましょう。
また、新たにリュックを購入する際には、機能性を確かめてから購入しましょう。
防炎性能のないリュックだと火災の際に危険が伴います。防水性能がない場合は雨が降れば中身が濡れる可能性があります。
非常持ち出し品に用意したいもの
・飲料水は、1人1日3リットルが目安
・携帯ラジオ(予備の電池)
・懐中電灯(予備の電池)
・貴重品は運転免許証、健康保険証(コピーでも可)預金通帳(口座番号のメモでも可)
・現金(2~3日過ごせる現金)
・食料品は、すぐに食べられる乾パンや栄養補助食品、缶詰など
・洗面品は、歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸、シャンプーなど
・衛生品は、常備薬、生理用品、ガーゼ、バンソコウ、包帯、携帯トイレ、紙パンツなど
・着替え、タオル、毛布などは圧縮袋に入れておく
・小物類としては、ホイッスル、万能ナイフ、軍手、雨合羽、折りたたみ傘、ポリ袋、ラップ、アルミホイル、文房具(筆記用具、メモ帳、マジックなど)、布製マジックテープ、ライター、マッチ、ろうそく、ブルーシート、使い捨てカイロなど
市販の非常持ち出し袋ってどうなの?
通販サイトなどでは多くの防災セットが紹介されています。
中身はかなり高性能なものから、100円ショップで集めたようなグッズを安っぽいリュックに詰め込んだものまで実に様々です。
ネットで購入する際には比較検討して、自分が納得するものを選ぶようにしましょう。
できれば、使い勝手や価格をホームセンターなどでチエックしてから購入すると失敗せずにすみます。
最近では、ひとつひとつ防災グッズを揃えるより、セット買いをする人が増えているようですが、購入した時点で安心してしまい、使い方まで確認していない人がほとんどのようです。
いざというときは突然やってくるため、説明書を読んでいる暇などありません。
少々時代遅れでも使い慣れた懐中電灯や携帯ラジオ、生活用品の方が便利なこともあります。
もし、買い替える場合は日常で何回も使ってみるようにしましょう。
例えばコンパクトにたためるヘルメットなども大地震の時には、あわてて上手く組み立てられないかもしれません。それなら身近にある座ぶとんを頭からかぶって、とりあえず身を守る方が賢いかも知れません。
市販の防災セットはどうしても万人用に作られているので、自分には必要でないものや、あると便利なものが入っていないことがあります。
市販の非常持ち出し袋を購入した場合は、必ず中身を確認して、自分や家族にとって必要なものを追加するようにしましょう。
まとめ
今、突然大きな地震や津波や台風に襲われたら、自分や家族に何が必要なのかを考えながら防災グッズを揃えておきたいものです。
そして毎年見直すことも必要です。
赤ちゃんやお年寄りは1年で大きく変わります。
まだミルクやおしめが必要だった赤ちゃんも、1年もたてば歯ごたえのある離乳食の缶詰や
月齢に合ったパンツ型のおしめが必要になります。
お年寄りも1年もたてば介護用のパンツが必要にることがあるかも知れません。
毎年、見直して的確なものを入れておくようにしましょう。
また、ついあれもこれもと思いがちですが、必要なものをできるだけ軽くコンパクトにまとめ、両手は開けておくようにしましょう。